今年の干支は十二支の7番目、午年です。「午」という字には「草木の成長が絶頂に達し、落ち着いてくる頃」という意味があります。このことから、午年は前半に日々の努力が実を結び、後半にはその成果が広く認められる年になるといわれています。
「正午」の「午」は馬だった!?
「午」という文字は、餅をつく
杵
を描いた象形文字が由来となっています。杵で交互に餅をついて仕上げる様子から、交差する、切り替えるといった意味を持つようになりました。
また「午」は、方角では南、時刻では昼の12時を指すとされていました。私たちが使う「正午」や「午前・午後」といった言葉も、この「午」が表す時刻(午の刻)に由来しています。
さらに「午」には「馬」という動物が充てられています。時刻や方角を表す漢字よりも、身近な動物の名前の方が庶民にとって覚えやすかったことから、午を含むすべての十二支に動物が充てられたと考えられています。
馬は前進と飛躍の象徴
馬は人間の生活に深く関わってきた動物です。移動や運搬、農耕など、あらゆる場面で頼れるパートナーとしての役割を果たしてきました。日本では健康や豊作をもたらす縁起の良い動物として大切にされてきました。また古代中国では、大地を駆ける姿から「速さ」や「力強さ」の象徴として描かれてきたのです。
絵馬のルーツは本物の馬
日本では古来、神様は馬に乗って人間の世界へ降りてくると考えられており、馬は神聖な存在とされてきました。古代の日本では神社へ馬を奉納する風習がありました。しかし生きた馬は高価で、当時の庶民には手が届きません。そこで考え出されたのが、馬の絵を描いた板を奉納する方法です。それが、現在私たちが神社などで目にする絵馬の始まりとなったといわれています。
午年に込める願いと期待
午年らしい一年を過ごすために、馬の特性を参考にしてみてはいかがでしょうか。馬の持つ持久力やバランス感覚を目指し、適度な運動を心掛けることで、体力の向上と精神的な安定につながるでしょう。ウォーキングやジョギングなど、継続的な運動習慣を身に付けることで、前進と飛躍の年にふさわしい活力ある日々を過ごすことができます。馬のようにさっそうと、そして着実に歩みを進める。そんな充実した一年になるといいですね。
原稿・社会保険研究所©