千葉県自動車販売整備健保トップへもどる
健康保険組合のご案内 保健事業のご案内 健康保険のしくみ
健康保険の給付 届出・請求書ダウンロード リンク 今月の健康
トップ今月の健康 ≫ (平成25年7月)
今月の健康

メザシのイワシで日差しの代わりを(平成25年7月)

 人は、日光を浴びると体内でビタミンDを生成することができます。ビタミンDには、血中のカルシウム濃度や免疫力を高めるといった、大切な働きがあります。つまり健康を維持するうえで日光浴は欠かせないわけですが、初夏からは日差しの強さが大幅に上昇します。これは日焼けや熱中症などの危険性を伴いますので、この時期の日光浴は控えるのが賢明です。
 ビタミンDはサプリメントや食物からも摂取できます。特に魚介類の肝臓に多く含まれていますので、日差しを避ける夏場には、ぜひ丸ごと食べられるシラスや干しイワシなどを積極的にお召し上がりください。サプリメントは、過剰摂取すると高カルシウム症や肝機能障害などを引き起こす可能性があるので、用量はきちんと守りましょう。
 もしも、うっかり日焼けをしてしまった場合には、すぐに患部を流水で冷やします。日焼けは火傷です。早めの対応が命運を分けますので、遅くともその日のうちに処置をしましょう。入浴する際は、刺激を控えるためにも湯船に入るのはやめて、ぬるめのシャワーで済ませます。出る際に、もう一度冷水でクールダウンさせるのが望ましいです。また、広い範囲で炎症・乾燥を起こしていますから、体内の水分量率は下がっています。脱水症状予防に、水分補給もしっかりしましょう。
 充分に日焼け箇所を冷やした後は、低刺激タイプの化粧水で保湿させるのが理想的。目安は普段のスキンケアで使用する分量の3倍。たっぷりと浸透させたら、今度はせっかく取り込んだ水分が蒸発しないように、低刺激タイプのクリームや乳液でカバーをし、乾燥を防ぎます。ただし、しみるようならすぐに水で洗い流してくださいね。また、かゆくて仕方がなかったり水ぶくれができてしまったりした場合は「特にひどい状態」ですから、すぐに皮膚科へ行きましょう。時間がとれない場合は薬局の薬剤師さんに相談するのも手段のひとつ。自己処理は禁物です。上手にケアをして、日焼けの被害は最小限にとどめましょう。