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今月の健康

冬将軍には鍋奉行で対抗!?(平成24年12月)

 寒くなってまいりました。背中は丸くなっていませんか? そういう方は、ぜひ先月ご紹介したストレッチを活用してみてくださいね。背中を丸めているよりも、筋肉を使って姿勢を正しているほうが意外と寒さを感じないものですよ。
 とはいえ冬本番はこれから。冬将軍に対抗するには正しい姿勢も大切ですが、それだけでは防御不足。きちんと暖かい服装で挑みましょう。そして温かい食べ物で体を芯から温めることも重要です。
 この時期の強い味方といえば、日本人ならやはり「お鍋」ではないでしょうか。熱い鍋料理は血流をよくし、代謝を高める効果があるので、充分体を温めてくれます。寒い地方で産出された食材や冬が旬の食材には、さらに体をポカポカにしてくれる作用がありますので、ぜひ、積極的にお鍋へ投入してみてください。
 たとえば根菜類は、土のなかでエネルギーを蓄えた栄養満点の食材であり、特に利尿作用の強いものが多いのが特徴です。体に余分な水分が溜まっていると冷えの原因の一つになります。その排出を促してくれる作用があるということで、間接的に体を温める効果があることがわかります。
 また、食材だけでなく、薬味も寒さ対策として活躍をします。皆さんもきっとご存じの昔話「唐辛子売りと柿売り」は象徴的なお話ではないでしょうか。
 吹雪のために行き場を失った唐辛子売りと柿売りが空腹に襲われますが、柿売りが柿を譲ってくれないので、唐辛子売りは仕方なくトウガラシを口にします。一見、柿の方がお腹を満たしてくれるので元気になれる食材に見えますが、実は柿は体を冷やしてしまう食べ物。かわいそうに、夜が明けると柿売りの体は冷たくなっていました…。一方、「薬味」であるトウガラシは、辛味の刺激が血管を拡張し、血液を循環させ、発汗を促します。唐辛子売りはピンピン、体はポカポカだったといいます。寒いときにはトウガラシが有効である、ということがよくわかるお話ですね。
 ほかには、近年冷え性対策として特に注目されているショウガも、体を温めてくれるありがたい薬味です。ゴマやミョウガ、サンショウなども血行をよくしてくれます。
 旬の食材を敷き詰めたお鍋を囲み、いろいろな薬味を楽しみながら、ご家族でこの1年を振り返る団らんなど、いかがでしょうか。