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知っておこう、肺炎予防(平成28年1月)

 日本人の死因、第4位は「肺炎」です(平成27年6月6日現在)。肺炎とは、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞が、細菌やウイルスなどに感染することで炎症し、呼吸困難などになっていく病気で、季節を問わずかかる可能性があります。息切れ、黄色・緑色・鉄さび色のたん、38度以上の高熱など、かぜに似た症状が出ますが、その症状は重く、長く続きます。3〜4日続いたら肺炎を疑い、すぐに医療機関を受診しましょう。
 呼吸器や心臓に持病のある人、糖尿病患者、免疫力の弱まっている人は、肺炎にかかりやすく、特にいまの季節はインフルエンザにかかっている人も要注意です。気道の上皮細胞がインフルエンザウイルスによって壊されているため、肺炎の原因菌は肺に侵入しやすく、全身には炎症を引き起こす物質が増加していることから、肺炎にかかりやすくなっています。
 肺炎で亡くなる人の95%以上は65歳以上の高齢者で、日常かかる肺炎で最も多い原因菌は「肺炎球菌」です。肺炎の深刻さは国も重く受け止めており、平成26年10月から「高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種」がはじまりました。対象者は年度により決まっていますが(下記リンク先参照)、こうした制度を利用し、肺炎予防につとめることが大切です。
 ただし、この予防接種はすべての肺炎を防ぐものではなく、そして肺炎は高齢者に限ったものでもありません。規則正しい生活や禁煙、持病の治療などを怠らないことで、日ごろから体の免疫力を高めることが重要です。
厚生労働省「肺炎球菌感染症(高齢者)」についてのページ