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今月の健康

かかりつけ歯科医を持っていますか(2022年11月)

 口の中や歯の健康と全身の健康は密接な関係があります。特に歯周病は、重症化すると歯を失うだけでなく、歯周病菌が血管を巡って体の各組織に悪影響を及ぼします。
 口の中や歯、全身の健康維持のために、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ歯科医」を持っていれば安心です。

なぜ「かかりつけ歯科医」がいいの?

 毎回、同じ歯科医を定期的に受診することで、口の中や歯の小さな変化にも気づいてもらえるので、虫歯や歯周病の早期発見・治療が可能になります。歯は痛みなどの自覚症状が出る頃には症状がかなり進行していることが多いといえます。たとえ自覚症状がなくても小さな変化などを定期的にプロの目で確認しておいてもらえると安心です。

口や歯の健康で医療費の削減

 歯科の医療費は、循環器系の疾患(心臓病や脳卒中など)、新生物(がん)に次いで多くなっています。虫歯や歯周病は年齢にかかわらず誰でもかかりやすいものです。
 また、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を与えてしまい、負のスパイラルに陥ることも指摘されています。一方、歯周病である糖尿病患者が歯周病の治療を受けたところ血糖値が下がったり、糖尿病治療を受け始めると歯周病の症状であった歯肉の出血が減少したなど、治療が相互の症状を改善した例が多数見られます。
 口や歯と体の健康のために、そして、医療費節約のためにも、日頃から口の中や歯の健康を守ることが大切です。

ウィズ・コロナと歯科受診

 口の中の細菌出す酵素には、ウイルス感染を促進させる働きがあるといわれます。特に歯周病菌は強い酵素を持つため、重症化する前の治療が、ウイルス感染防止の観点からも大切になります。
 在宅勤務による生活リズムを整えることの難しさから虫歯リスクが高まり、また、会話の減少で口内も乾燥しやすくなっています。唾液の中には、新型コロナウイルスをブロックする抗体があるといわれていますが、この抗体が働くには口の中が清潔であることが重要です。
 日頃から歯磨きなどセルフケアを励行すると同時に、かかりつけ歯科医に早めに口の中や歯の状態をチェックしてもらって健康を保ち、ウイルス感染を防止しましょう。