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特定健診を受けて特定保健指導の対象となった方へ(2020年12月)

 特定保健指導は、特定健診の結果から、メタボなどで生活習慣病を発症する確率が高いと判定された方に対して行われます。医師や保健師、看護師などの専門職による、食事や運動を中心とした生活習慣改善のためのサポートです。根拠に基づいた的確なアドバイスをもとに、あなたの数年後や将来の健康状態を変えることが可能になります。特定保健指導の対象となった人は必ず受けるようにしたいものです。

特定保健指導が重要とされるわけ

 深刻な病気になる前に、病気の芽を摘むためです。メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積により、血圧高値、脂質異常、高血糖値等の危険因子(基準値を超えた項目)が増え、虚血性心疾患や脳血管疾患等の生活習慣病を発症しやすくなる状態のことです。そのようなリスクのある方に対し保健指導を行い、病気になるのを未然に防ぐことが目的です。

どの数値も少し高めなだけだから、と軽く考えてはいけない

 健診結果の数値そのものよりも危険因子の数が問題です。一つ一つは基準値を少ししか超えていない場合、たいしたことはないと考えがちですが、そうではありません。肥満、高血圧、脂質異常、高血糖などが重なると、まったく何もない人に比べ、心臓病を発症する危険度が約36倍にもなるという統計データもあります。

特定保健指導は無料

 特定保健指導の費用は健保組合が負担します。対象者は無料で受けられる点が大きなメリットです。病気の芽やその危険性は特定健診で早期発見し、特定保健指導で未然に防ぐ、ということが大切です。放置すれば治療などで将来的にかかってしまう医療費負担を回避することにもつながります。特定保健指導の対象になった人はちょっと面倒と思うかもしれませんが、今受けておくことが将来の健康状態や医療費負担軽減に寄与することを意識していただければと思います。