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良い睡眠のために「寝る前スマホ」に要注意(2023年3月)

 3月18日は「春の睡眠の日」とされています。睡眠は食事や運動などの生活習慣と同様に健康を維持する上で非常に大切な要素ですが、いざ布団に入ってもなかなか眠りに就けなかったり、スマートフォン等に熱中するなどでつい夜更かしをしたり、十分な睡眠を確保できなくなってしまうときも少なくありません。睡眠不足は免疫力や判断力の低下、疲労感の増幅など、日常生活に悪影響を及ぼします。毎日規則正しい時間に眠りに就いて睡眠の質を向上させるためには、どんな工夫ができるでしょうか。

*睡眠健康推進機構が日本睡眠学会と協力して、2011年に制定。9月3日は「秋の睡眠の日」。

寝室の環境を変えてみる

 良い睡眠のためには、寝室の環境づくりが重要です。その一つとして、寝室の照明を確認してみましょう。照明が明る過ぎたり青白い色だったりすると、「メラトニン」と呼ばれる睡眠の質を良くするホルモンの分泌が抑えられてしまい、脳が活性化してしまいます。就寝時には、必ずしも部屋を真っ暗にする必要はありませんが、不安を感じない程度の暗さにするとよいでしょう。また、照明に青白い光の電球を使用している場合、暖色系で優しい色合いの物に替えてみるのも一つの手です。

「寝る前スマホ」に要注意!

 眠る前に目に入ってくる光は部屋の照明だけではありません。特にスマートフォンやタブレットなどの画面を間近で見る、いわゆる「寝る前スマホ」には注意が必要です。眠る前に画面からの強い光が目に入ったり、さまざまな情報に触れて脳が興奮したりすることで、睡眠の質が低下してしまいます。「寝る前スマホ」が習慣になっている場合は、あらかじめスマートフォンに触れる時間を決めたり、布団に入ったら手の届かない所にスマートフォンを置いてみましょう。


就寝前のアルコール、カフェインは控えめに

 就寝前の過度の飲酒も睡眠の質を低下させます。また、コーヒーや紅茶、緑茶、栄養ドリンクなどのカフェインを含んだ飲み物を就寝前に摂取すると、寝付きが悪くなり、睡眠が浅くなることにもつながります。また、アルコールやカフェインには利尿作用もあるため、夜中に尿意で目が覚める原因にもなりますので、注意が必要です。
 日々の睡眠の質を向上させるためには、このほかにも寝具にこだわる、ゆっくりお風呂に入るなど、いろいろな方法がありますが、まずは寝室の環境と就寝前の習慣を少しだけ見直してみてはいかがでしょうか。