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今月の健康

朝起きると、目やにで目が開かない?(平成27年3月)

 外出先のトイレで何気なく鏡を見たら、目やにが出ていた!「いつからだ・・・?!」と、ショックを受けたり恥ずかしくなったりする方も少なくないはず。気づけば出ているやっかいな目やにですが、その正体は結膜や角膜上皮から分泌される粘液に、涙や血管から漏れた血管細胞、まぶたからの老廃物、ほこりなどが混じったもの。つまり代謝活動から生まれるものなので、出なくなることはありませんし、これは目を保護してくれた証です。拭き取るときは直接手でこすったりせず、使い捨てができる清潔なティッシュペーパーや綿棒などで、やさしく取り除きましょう。
 目やには普段、まばたきによって涙とともに目頭や目尻に現れます。睡眠中はまばたきがないため、起床時に乾いた目やにが目元に付着していることがあります。少量なら気にすることはありませんが、目が開かないほどの目やにが出ていたら、それは眼疾患の可能性が。まずは無理矢理取ろうとはせず、蒸しタオルなどをあてて柔らかくしてから、ていねいに落としましょう。
 さて、この大量の目やにの正体は、おそらく炎症反応から出たもの。いちばん多い原因はアレルギーによる結膜炎の症状で、いまの季節だと花粉で悩まされている方も多いのでは。涙のようにサラサラした水状の目やにのため、目頭から目尻までこびりつきます。また、ウイルスや細菌に感染したことで、黄色い膿のような目やにが出てくる場合もあります。結膜炎は眼球外の炎症のため放っておいても失明まではいきませんが、合併症により視力障害やドライアイを引き起こしますので、早めに眼科を受診しましょう。感染性結膜炎の予防には、タオルを共有しない、手で直接目を触らないなどが有効です。