3月3日はミ(3)ミ(3)というゴロ合わせから耳の日です。騒音やヘッドフォンステレオの使用などで、現代では難聴に悩む人も増えています。耳は音を聞くだけではなく、平衡感覚を保つためにも大事な器官です。ふだんあまり気にしない耳の健康を意識してみましょう。 |
耳は音を集める「外耳」、集めた音を伝える「中耳」、音を感じる「内耳」に分けられます。外耳から入った音は、中耳にある鼓膜を振動させます。そして耳小骨が振動を増幅させて内耳の蝸牛に伝え、その振動が蝸牛に満たされたリンパ液を揺らし、有毛細胞が電気信号として脳に伝えることで音と認識されます。また、内耳にある三半規管は回転運動を、球形嚢・卵形嚢は上下左右の直線運動や重力・遠心力を脳に伝え、平衡感覚を保つためにも大切な役割を果たしています。 |
難聴の原因は騒音や加齢、ストレスなどさまざまありますが、対処法としては何といっても耳を休ませることが重要です。そして、神経の老化予防に効く食べものを食べることもよいでしょう。胚芽米やウナギに含まれているビタミンB1、サケやマグロに含まれているB6、カキやアサリに含まれているB12などのビタミン類は神経の老化防止に効果があります。バランスのとれた食事と休養を十分にとって、耳に優しい環境を心がけましょう。 |