便秘は万病のもと。まず、野菜や海草などの食物繊維を！（平成21年10月）

偏った食生活や運動不足が原因で、便秘に悩んでいる人も多いはず。特に女性は女性特有の黄体ホルモンの影響や子宮の働き、またダイエットによって腸の働きが鈍り便秘になりやすいといわれています。「便秘は万病のもと」といわれるように、便秘はお腹が張る、肌が荒れるといった影響のほかに、痔やアレルギー症、高血圧症、大腸がんなどの病気に繋がることがあるので、重度の便秘には注意が必要です。

一言で便秘といってもさまざまな種類があります。なかでも現代人にいちばん多く、生活習慣が原因の習慣性便秘や、腹筋の弱い女性に多くみられる弛緩性便秘といった便秘の解消法には、なんといっても食生活の改善が重要です。まず、野菜や海草などの食物繊維を多く含まれる食品を食べましょう。食物繊維は胃のなかで消化されず、腸内をきれいにする役割をもっています。

また、朝食も必ずとるように心掛けてください。空っぽ胃の中に食べ物が入って膨らむことで大腸の動きが活発になり、便意が起きやすくなるからです。起床後にストレッチなどで体を動かしてから朝食をとるようにすれば、さらに効果がアップするでしょう。