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夏の虫刺されの対処法(平成30年7月)

 夏場はキャンプや山登りなど、アウトドアが楽しい季節です。しかし、肌の露出も増えるため、虫刺されも増えてしまいます。
 虫刺されで多い症状はかゆみです。これは毒の成分でアレルギー反応を起こしているからです。通常はしばらく経てば症状が治まりますが、症状がひどくなる場合はすぐに皮膚科など医療機関を受診します。
 応急処置の第一歩は「何に刺されたか」を確認することです。症状が重くなったときの治療で重要になりますから、虫の種類をできるだけ把握して説明できるようにしましょう。
 応急処置として、まずは炎症を抑えるために冷たい水で洗い流し、氷があればタオルに巻いて患部に当てて冷やします。毛虫やハチの場合は、毛や針が刺さったままの場合がありますので、ピンセットなどで慎重に取り除きます。刺された場所がきれいになったら、虫刺されの薬を塗っておきましょう。
 大事なのはかゆみがあってもかかないことです。かきむしって皮膚に傷がつくとそこから細菌に感染し、症状が重くなります。薬を塗ったり、冷やすことでかゆみを減らし、できるだけ患部に触れないようにしましょう。
アナフィラキシーショックはすぐに医療機関へ!
 虫刺され後の症状で最も恐ろしいのが、全身に激しいアレルギー反応が起こるアナフィラキシーショックです。スズメバチやアシナガバチのほか、ムカデでも発症する場合があります。
 短時間で全身のじんましんや嘔おう吐と 、呼吸困難、意識障害が起こり命の危険があるため、すぐに医師の治療を受ける必要があります。
蚊から感染する病気があります
 日本ではあまりなじみがありませんが、東南アジアなどの熱帯・亜熱帯を中心に蚊に刺されることで発症する感染症が知られています。2014年に東京の代々木公園で蚊が媒介するデング熱が発生し、約70年ぶりの国内発生として話題になりました。
 病気の流行地域を旅行する場合は、長袖のシャツ、ズボンで皮膚の露出部を少なくしたり、虫よけ剤を使用するなど、できるだけ蚊に刺されないようにしましょう。
 刺されたあとに発熱などの症状がある場合は、医師に相談しましょう。

<蚊が媒介する代表的な病気>
・日本脳炎 ・マラリア ・デング熱 ・ジカ熱 など