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今月の健康

「がん」は早期発見が大切(平成27年10月)

 人間の体は、約60兆個の細胞が、細胞分裂によって日々、新しく生まれ変わっています。そして、たばこや紫外線などの危険因子によって細胞の設計図である遺伝子が傷つくと、異常な細胞が生まれます。この異常な細胞が年月をかけて増殖し、体を弱らせる状態が「がん」です。
 がんは昭和56年以降、日本人の死因第一位の病気で、毎年30万人以上が亡くなっています。日本人に多くみられるがんは「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「前立腺がん」「肝臓がん」「乳がん」「子宮がん」などで、近年では「大腸がん」「前立腺がん」「乳がん」などが増加傾向にあります。
 喫煙や食生活、飲酒、運動不足などの生活習慣による影響が、がんの要因として大きいといわれています。たとえば禁煙するだけでも「肺がん」「口腔がん」「咽頭がん」「食道がん」「膵臓がん」などのリスクが減らせます。愛煙家の方は、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてください。そして、たばこは吸う人だけでなく、その周りで煙を吸ってしまう人(受動喫煙者)のリスクも高めているということをお忘れなく。
 食生活は、塩分や動物性脂肪の高い食品を控え、野菜や魚を中心にすることを心がけましょう。きのこや豆類などは免疫力をアップさせる食品なのでオススメです。また、治療技術や薬の開発も進んでいます。定期的にがん検診を受けることが、早期発見・早期治療につながります。
 健康保険組合連合会では、健康への意識を高めていただくために、毎年10月を「健康強調月間」と定めています。ご家族や職場の仲間などと協力して、毎日の生活をすこやかで健康的にしていきましょう。
<がん検診の内容と受診目安>
胃がん検診 胃X線検査 40歳以上の男女、年1回
肺がん検診 胸部X線検査と喀痰(かくたん)検査(喫煙者のみ)の併用 40歳以上の男女、年1回
大腸がん検診 便潜血検査 40歳以上の男女、年1回
子宮がん検診 子宮頸部細胞診 20歳以上の女性、2年に1回
乳がん検診 視触診・マンモグラフィ検査 40歳以上の女性、2年に1回