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今月の健康

咳が長く続くようなら、咳喘息かも?!(平成23年10月)

 なかなか咳が治らないといった症状に覚えはありませんか。その場合、「咳喘息」の疑いがあります。咳喘息は喘息の前段階。かぜが長引いているのだろうと放置すると悪化して、喘息になりかねません。通常のかぜでしたら2週間もあれば治りますが、それ以上咳が続くようなら、咳喘息を疑ってみてください。
 咳喘息にかかると1ヵ月以上空咳が続きます。喘息にみられる、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューといった異常な呼吸音)や呼吸困難、発熱や痰などの症状はほとんどみられません。特に20〜30歳の女性に多くみられ、夜中から明け方に激しい咳が出たり、寒暖の差や喫煙で咳が出やすくなるのが特徴です。咳喘息はそのままでも自然に治ることもありますが、約30%が本格的な喘息に移行してしまいます。かぜが長引いているせいだと、かぜ薬や抗生物質、咳止めを飲んでもほとんど効果はなく、治療には、気管支拡張薬やステロイド剤が必要となるため、咳喘息が疑われたら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
 咳喘息は、気道の粘膜が炎症を起こして敏感になっており、少しの刺激でも咳が出やすくなっているために起こります。ですから、かぜやインフルエンザにかかると喉が炎症を起こし、咳喘息にかかりやすくなります。また、たばこの煙は気管支を刺激し咳喘息を悪化させる原因となります。そのほかにも、飲酒、アレルギー、ストレス、気温の変化、食生活など、さまざまな要因が考えられます。
 いちばんの予防法は、まずはかぜにかからないことです。これからの時期はかぜが流行しますので、帰ったらうがい手洗いをきちんと行い、規則正しい生活習慣を心がけましょう。