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今月の健康

甘い涼菓に癒されて(平成26年6月)

 血液内のグルコース(ブドウ糖)濃度を「血糖値」と呼びます。この濃度は通常、血糖を上げるグルカゴンと、血糖を下げるインスリンというホルモンによって、非常に狭い範囲の正常値に調節されています。血糖値は糖を含む食品を口にするだけで容易く上がりますが、下げることができるのはインスリンだけ。食物に含まれる糖質や脂肪が、食べすぎや飲みすぎで、必要以上にブドウ糖へ分解されると、インスリンの生産が追いつかなくなり、血糖値は下がらなくなります。この高血糖の状態が、糖尿病です。
 抹消神経障害・腎症・網膜症といった怖〜い糖尿病の三大合併症にならないためにも、お菓子やジュースなどの間食は避けたいもの。ですが、まだ糖尿病ではないし、甘いものが好きだし、少しぐらいなら・・・、という方も多いでしょう。そんなときは、「和菓子」なんていかが?
 和菓子にだって、砂糖は欠かせません。でも、生クリームやバターといった脂質と糖質がたっぷりの洋菓子に比べれば、カロリーも断然抑えめで健康的。主原料も小豆などの豆類や、寒天などの海藻類を活用したものが多いうえに、味はしっかりしているので、少量でも満足感が得られます。そして長い歴史の中で育まれた練切などの和菓子には、美しい日本の四季を表現したものが多く、江戸時代までは、6月16日に和菓子を食べるという習慣もありました。これは848年6月16日、仁明天皇が健康祈願のために16個のお菓子などをお供えしたことが由来で、現代ではこの日を「和菓子の日」としています。
 いまの時期から店頭に並び始めている夏の和菓子は、ひんやり、つるんとした食感で、比較的どなたでもお楽しみいただけるのではないでしょうか。体に優しいだけでなく、目でも楽しめる和菓子に、この夏は癒されてみませんか。