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今月の健康

正しいケアで、頭をスッキリ(平成24年7月)

 紫外線が最も強いこの時期。突然ですが、体の中で「いちばん強く紫外線を受ける皮膚」とは、さて一体どこでしょう? ヒントは「太陽にいちばん近い部分」です。
 おでこ? 鼻の頭? あまり意識したことはないかもしれませんが、正解は「頭皮」です。
 実は頭皮も日焼けをします。太陽に近い分、腕などに比べると約3倍もの紫外線ダメージを受けているのです。
 頭皮が日焼けなどで荒れると、血行が悪くなり、抜け毛やフケといったトラブルが起こりやすくなります。また、夏は気温と湿度が高いので特に蒸れやすく、毛穴が慢性的に開いた状態になるため、雑菌の温床となり、炎症や臭いも発生しやすくなります。さらに皮脂は紫外線によって酸化するため、過酸化脂質が生成されます。
 これらの問題解決には、紫外線の浴び過ぎに注意を払うのはもちろんのこと、頭皮の健康を保つためのケアも重要となります。
 頭皮ケアの基本は、毎晩の正しい洗髪です。正しい洗髪のポイントは、まず、熱いお湯の使用は厳禁ということ。これは過剰に皮脂を流すため、さらに皮脂の分泌を促進してしまうのです。「洗い過ぎ」にも同様の現象が起きるので気をつけましょう。
 使用するシャンプーの種類にも注目してみましょう。「頭皮や髪質に合うこと」が最も重要ですが、石油系のものは刺激が強いので避けた方が無難です。おすすめは、頭皮に優しいノンシリコンシャンプーやアミノ酸系シャンプーです。
 洗髪時は爪を立てず、指の腹を使って優しく揉むように。そして、ぬるめのお湯でしっかりと流しましょう。洗髪前に髪をブラッシングして、余分な汚れを先に落としておくことも有効です。洗髪後は、必ずドライヤーで頭皮と根本をしっかり乾かしてください。乾かし過ぎはいけませんが、適度に乾かさないと、日中の蒸れた状態と同じになり、雑菌の温床となってしまいます。
 また、夏は食生活が乱れやすくなるので、栄養不足や偏食にも気をつけたいもの。バランスの悪い食生活は頭皮への血流を悪くし、スナック菓子や脂物は皮脂の分泌を増やしてしまいます。運動不足や睡眠不足にも要注意。頭皮の血行不良を招く喫煙も禁物です。
 夏の終わりは体内が栄養不足になりやすく、抜け毛も増える時期です。洗髪方法や生活習慣を改善することで、後天的な頭皮トラブルは必ず改善しますので、いまからよいリズムを習慣化しておきましょう。