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覚えておきたい応急処置 ―行楽地に出かける前に!(平成23年7月)

 これから夏休みにかけて、家族で遠出する機会があると思います。でも、夏の行楽地で考えられる危険はたくさん! いざというとき、適切な処置を覚えておけば慌てることなく的確に対処できます。小さな子どもを連れて旅行する場合は、特に備えを万全にしていくと安心です。
山で
 山で気をつけたいのは、蚊やブヨ、ハチなどによる虫刺されです。刺されないことがいちばんですから、虫除けスプレーや蚊取り線香、肌の露出を控える等の工夫をするとよいでしょう。それでももし刺されてしまったら、針が刺さっている場合は抜き、かかずに虫刺されの薬を塗りましょう。乾いたら何度も塗るを繰り返すとかゆみが早く収まります。
 ハチに刺された場合は蜂の種類にもよりますが、軽い場合で痛みと腫れ、重い場合はじん麻疹、発熱、嘔吐などの症状が出ます。刺されたらまず指された箇所を強くつまみ毒を外に出し、傷口を水でよく洗って冷やしましょう。また、以前スズメバチに刺されたことのある人は重いショック症状が出て命を落とす危険がありますので、すぐに医療機関にかかりましょう。毒をもったヘビに咬まれた場合も同様に、応急処置したあとすぐに医療機関へかかってください。基本的に、ハチもヘビもこちらから手を出さなければ攻撃はしてきませんので、見つけたら近づかないことです。
海で
 海で泳ぐ場合、クラゲに刺される恐れがあります。クラゲのいる海では泳がないことが望ましいですが、もし刺されてしまった場合は、擦らずに、お酢か海水をかけて洗い流しましょう(注:ただし、クラゲの種類によってはお酢が逆効果になる場合があります)。真水は禁物です。なぜなら、クラゲの触手には刺胞と呼ばれる毒針を発射する袋がありますが、これが真水をかけることで浸透圧の差で刺胞が発射されてしまうのを防ぐためです。
 クラゲに刺された場合、腫れやミミズ腫れができますが、まれに頭痛や吐き気、痙攣などの中毒症状が出て、最悪の場合死にいたるケースもあります。全身症状が出た場合は速やかに医療機関へかかりましょう。