気温が低く、空気が乾燥しがちな12月から3月にかけて流行するインフルエンザ。普通のかぜと症状が似ているため、かぜ薬を飲んで安心してしまうケースもありますが、40度近い高熱が急に出て、倦怠感、筋肉痛や関節痛などの全身症状が強く出るようなら要注意。インフルエンザは普通のかぜではありませんので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。 |
インフルエンザの感染経路は主に「空気感染」「接触感染」です。空気感染は咳やくしゃみなどで感染します。冬は空気の温度が低く乾燥しているため、ウイルスが長生きし、鼻や喉の粘膜の防御能力が低下しているので注意しましょう。接触感染はドアノブや電車のつり革などから感染します。 |
感染を防ぐには、まずは日ごろの予防策の徹底から。外出時はマスクを着用し、帰宅時はうがいで空気感染、手洗いで接触感染予防を。睡眠不足など不規則な生活は抵抗力を落としてしまうので気をつけましょう。外出はなるべく控え、室内では空気の乾燥を防ぐために加湿器などで適度な湿度(50〜60%)を保つのが効果的です。また、流行前にワクチン接種を受けておくと発症しにくくなり有効です。 |
このような自衛策を講じることが、「周囲へウイルスをうつさない」という予防策にもつながりなります。 |