山からの清涼な雪解け水が流れ込む春は、1年のなかでもっとも山菜が豊富な季節。ぜひ、行楽もかねて山菜採りに出かけてみませんか。 |
春の山菜といえば、ふき、ぜんまい、たらの芽、ふき、せりなど、強いアクと独特の苦味が特徴。しかし、このホロリとした苦味こそが「旬の味覚」といっていいかもしれません。この苦味成分には、抗酸化作用のあるポリフェノールや新陳代謝を促進するアルカロイド類が含まれています。これが、冬の間に体に溜まった老廃物を排出し、これから気になってくる紫外線対策にも力を発揮してくれるのです。 |
このほか、野菜と同じでたんぱく質や脂質が少なく、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富な山菜は、美肌効果があるとしてダイエット食品また健康食品としても注目を浴びています。しかし、そのほとんどが若芽のうちに摘まれるために大量に生産することができません。山菜採りのマナーとして、「葉や芽だけを採る」、「掘り返さない」を心がけ、自然に感謝しながら育てるつもりで採りましょう。 |