たとえ健康だったとしても健診は必要 |
健診は、健康な人が「異常がないことを確認する」ためにも実施されています。自覚症状のない人の生活習慣病を予防したり、隠れた体の異常を発見したりするために行われているのです。異常がないことを確かめたり、受けた後に生活を見直して健康になる、ということが健診受診の重要な目的のひとつなのです。なお、症状を自覚できる場合は、健診を待たずに医療機関を受診しましょう。 |
がん検診も受ける |
がん検診は通常の健診と異なり、がんに狙いを絞ってチェックします。対象になった場合にはがん検診も受けましょう。再検査・精密検査を受けないとがんを発見できないため、ここで受ける受けないかは事後に大きな差を生じさせます。「異常あり」と判定されたら、必ず再検査・精密検査を受けましょう。 |
◆早期発見のために定期的にがん検診を |
がんはあまりに小さいと検査でも発見できず、一方で発見が遅れると治療が難しくなります。このため、早期発見の機会を逃さないためには定期的*にがん検診を受けることが大切です。たとえば、女性の場合は30・40歳代から増える子宮頸がんや乳がんのための検査を受けておくことをお勧めします。 |
*「定期的」の概念はがんの種類にもよります。検診の受診効果と受診リスクとの兼ね合いにもよるとも言われます。体への負担なども考慮し、主治医などに相談のうえ決定しましょう。 |
◆治療可能ながんが増えている |
がんになったからといって必ずしも死に至るとは限りません。医療技術や医療機器などの進歩により、早期に発見し、早期に治療を開始すれば治せるがんが増えています。がんに罹患しても治療しながら仕事を続けている人が増え、昔と違い、治せる病気になったとも言えます。 |