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今月の健康

薬の飲み方、あなたは大丈夫?(平成28年2月)

 薬を飲むときに、水といっしょに飲むことは、ただ薬を飲みこみやすくしているわけではありません。水と飲むと、薬は胃のなかでしっかり溶けて吸収されやすい状態になります。もし水なしで飲むと、効き目が悪くなったり、食道の粘膜に薬が付着して食道炎を起こしたりする可能性があります(水なしで飲めるように作られている薬もあります)。
 なお、冷たい水は胃に余計な刺激を与えるので、常温または37度くらいのぬるま湯が適しています。薬を完全に溶かすためにも、コップ1杯の水を飲みきりましょう。お茶やジュース、牛乳、酒などで飲むと、薬の成分が変化したり、副作用を高めたりするので危険です。また、せっかくぬるま湯といっしょに飲んでも、横になりながらだと胃までうまく届かずに、食道の粘膜に付着して炎症を起こしたり、潰瘍をつくったりする可能性があるので、薬を飲むときは起き上がるのが辛くても体を起こした状態で飲みましょう。
 痛み止めなど、症状が出た都度に飲む薬もありますが、服薬時間は主に、食後(食事後30分以内)、食間(食事から2時間後の空腹時)、食前(食事の1時間〜30分前)など、食事時間を基準に指示されます。吸収率や副作用などから、その薬にとっていちばん効果的なタイミングを示しているので、用法をきちんと守りましょう。
 食事時間は一般的な朝、昼、夜の1日3回で設定されているので、夜勤などの勤務状態や生活実態に応じて医師や薬剤師に相談を。前回薬を飲めなかったからといって、2回分をまとめて飲むのは危険です。逆に、治ってきたから大丈夫と自己判断で服用を中止するのもやめましょう。指示があった期間内は服用を続けるのが基本です。
 また、薬には有効期限があります。飲みきれなかった処方薬は、服用期間を過ぎたらすみやかに処分しましょう。市販薬は箱等に記載されている期限を参考に。ただし、有効期限が3年以上だと未記載なので、その場合は購入してから3年以内に飲みきるのを心がけてください。
 薬の効能を最大限に活用するためにも薬は正しく飲みましょう。