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今月の健康

忙しいときこそ、一呼吸置きましょう(平成25年12月)

 早いもので平成25年も、もう年の瀬。今年はどんな1年でしたでしょうか。素敵な思い出はできましたか? 年始に立てた目標は達成できましたか? 慌ただしく過ごしてきた方も、ゆったりと過ごしてきた方も、12月は皆、一呼吸置いて1年を振り返る時期ではないでしょうか。さて、この「一呼吸置く」という言葉はもののたとえで、平常心を取り戻したり、心を落ち着かせたりする、という意味がありますが、実際に「呼吸」にはそのような効果をもたらすことが期待できます。「胸式呼吸」と「腹式呼吸」という言葉、どちらかだけでも聞いたことがありませんか? 人間は主にこの2種類の呼吸法を無意識のうちに使用しています。
 胸式呼吸とは、簡単にいえば息を吸ったときに胸部を膨らませ、吐くときに胸部をへこませる呼吸法です。ラジオ体操第一で1番最初に行う「伸びの運動」が、まさに胸式呼吸。まずは大きく吸い込んだ空気で肋骨と胸の筋肉を動かし、眠っているインナーマッスルを刺激しているのです。背骨の動きの柔軟性を高める効果もあるため、姿勢も整います。年末年始の会食続きでおなかまわりのお肉が気になるけど、寒〜い外に出てわざわざウォーキングするのはためらってしまうな…というそこのあなた! まずは気軽にできる胸式呼吸で、代謝を上げてみませんか?
 そして腹式呼吸とは、息を吸うときにお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませる呼吸法です。「一呼吸置く」の、リラックスをもたらしてくれる呼吸法こそ、この腹式呼吸のこと。おへその下あたりを「タンデン(丹田)」と呼びますが、そこの膨らみとへこみを意識して呼吸します。とくにゆっくりと口から息を吐くことがポイントで、これにより副交感神経の働きが活発化、身体の緊張が解けて適度なリラックス状態になります。なにかと忙しい師走ですが、「気づいたら年が明けていた!」という事態を避けるためにも、入浴や就寝時、信号待ちやエレベーターで立ち止まったときにでも、ゆったりと一呼吸置いてみてはいかがでしょうか。
 ともに共通するポイントは「深い呼吸」を意識すること。浅い呼吸は酸素が全身に行きわたらないため、効果がありません。深い呼吸こそが基礎代謝を高め、脂肪を燃焼しやすくし、自律神経を調えるほか、エネルギーや気力が充実するため、心を静め、穏やかにしてくれますよ。