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今月の健康

静電気は、乾燥がお好き(平成25年11月)

 空気がだいぶ乾燥してきました。これからの季節は火の元にも十分な注意が必要ですが、素手で金属を触る瞬間にも気をつけたいところ。バチッ!と、どなたも一度は痛〜い体験をしたことがあるのでは?
 これはご存じ、身体に蓄電された静電気が一気に放出されて起こる現象。蓄電された静電気とは、主にアクリルやナイロンなど合成繊維同士の摩擦や、服と乾燥した皮膚との摩擦から発生したものです。予防対策には、綿や麻などの自然素材でできた服や、柔軟剤で仕上げた服の着用、そして普段から肌の保湿を心がけることがポイントになります。特に柔軟剤には生地のすべりをよくして静電気を発生しにくくさせる効果のほか、帯電した静電気を空気中へ自然に放出してくれる成分が含まれるのでオススメです。
 ときどき、「静電気体質」という言葉を使う人がいます。通常、身体に帯電された静電気は、痛みもなく体外へと自然放出されるのですが、運動や睡眠・栄養の不足などで身体のバランスが崩れると、肌は乾燥して静電気が蓄電されやすい状態となり、金属などの出口に出会った瞬間、バチッ! つまり「静電気体質」の正体は「不健康」。しかも帯電中は体内のカルシウムやビタミンCを消費してしまうため、より具合が悪くなったりストレスがかかったりという悪循環が。
 さらに、空気が乾燥=湿度が下がるということは、呼吸器系の粘膜が弱まり抵抗力も下がったところへウイルスたちが容易に侵入、風邪をひきやすくなるというリスクまで! 静電気もウイルスも、湿度が下がると活発になります。これ以上体調を悪化させないためには、乾燥は禁物ということです。
 着用する衣類の種類・扱いに気を配り、体調を整えて肌のうるおいを保つ。そして加湿器などをうまく利用して室内の湿度を50〜60%程度に安定させることで、やっかいな静電気を予防しましょう。