年をとっても元気で――敬老の日・老人週間（平成18年9月）

17日は敬老の日、また、15日からの1週間は老人週間です。

年をとっても元気でいたいもの。戦後、平均寿命が延び、健康な方の割合が増えてきていますが、食生活やライフスタイルの大きな変化で寝たきりになる高齢者も増えています。寝たきりになる大きな原因は骨折です。最近、「骨密度」という言葉をよく耳にしますが、これが低いと骨折しやすくなります。未然に防ぐためにも、日頃から骨粗しょう症にならないよう、カルシウムの摂取と運動、日光浴などを行うことが重要です。適度な日光浴はカルシウムの吸収率を高めてくれるので、1日30分程度は屋外での活動を。運動は骨量を増やし、骨を丈夫にしてくれます。高齢になってからも骨量は増やせるので継続的な努力を。

また、骨折の主な原因になるのが、つまづいたりふらついたりしての転倒です。敷居の段差をなくしたり、階段には手すりや滑り止めをつけるなどの工夫をしましょう。骨の安全・健康管理をしっかりすることが、毎日を元気に過ごすコツです。