健康の道しるべ。まずは健康診断で自分を知ろう（平成19年4月）

頭が痛い、体がだるいといった症状は不調のサイン。しかし、それ以外が、必ずしも健康であるとは限りません。こんな目には見えない病気である、生活習慣病を早期発見するチャンスが、「健康診断（健診）」です。

生活習慣病は、初期症状のないものがほとんどですので、定期的に受診することが大切です。受診者のうち検査結果に異常所見を有している人は、全体の約１／３ともいわれ、その割合も高齢になるほど高くなっていきます。また、定期的に受診することでデータが蓄積され、検査結果に記されている数値とは違った、自分に合った基準値が見つかります。この「個人の基準値」がわかると、検査値のちょっとした変化から注意すべき点がはっきり読みとることが可能になり、喚起を呼びかけることができるのです。

異常が指摘された場合は、医師より改善に向けたアドバイスが示されますが、あまり無理はしないで、できることから生活習慣を変えていきましょう。また、健診を受けてもそれで終わりではなく、この機会に、自分や家族の健康について考えてみてはいかがですか。