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今月の健康

それ、COPDかもしれません(2021年11月)

 息切れやせき、見過ごしていませんか。COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺気腫や「慢性気管支炎など、肺が炎症を起こして呼吸がしにくくなる病気の総称です。たばこなどが原因で「肺の生活習慣病」とも言われており、特に40歳以上で長期間たばこをすっている人、いた人は、注意が必要です。

最大の原因はたばこ

 COPDを引き起こす最大の原因はたばことされています。実際、COPD患者の約9割は喫煙者、もしくは過去に刷っていたいという人です。そのほか、大気汚染や、仕事などで刺激物を吸うこともCOPDにつながります。

放置すると重症化の恐れ

 COPDとなってそのまま放置していると、立ち上がるだけで息切れが出るなど、さらに症状がおもくなっていき、やがては機械で酸素を吸入する必要に迫られるなど、日常生活に支障を来す恐れもあります。
 COPDの人が風邪やインフルエンザにかかると、それが引き金となって一気に症状が重くなる恐れがあります。日頃から小まめなうがいや手洗い、マスクで感染症を防ぐとともに、ワクチン接種なども検討しましょう。

喫煙者はまず禁煙を

 現在、たばこを吸っている人は、まず禁煙から始めましょう。禁煙な何歳からでもCOPDの悪化を予防するのに有効です。若いうちに禁煙するほど機能低下のカーブは緩やかになり、COPDでない人の通常のスピードに近づきます。
 初期は息切れやせきなどがあっても「年齢のせいかな」などと見過ごされがちですが、COPDは通常の健康診断でもなかなか見つかりません。症状が進めばそれだけ治りにくくなるため、わずかでも気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

COPDと診断されたら

 COPDになってから、すでに失われた肺の機能を元に戻すことは難しいですが、さまざまな療法によって、機能低下のスピードを遅くすることができます。「動くと息が苦しいから」と安静にしているとかえって進行する場合もあります。医師と相談の上、症状の進行に応じた治療を行ってください。もちろん、禁煙は必須です。