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花粉症のセルフケアを徹底しよう(2019年3月)

 この時期、多くの方が悩まされる花粉症。医療機関で適切な治療や指導を受けるとともに、ふだんの生活の中でできるセルフケアを徹底し、少しでも症状を軽減しましょう。

 目や鼻から花粉を大量に体内に取り込むと、花粉に対する抗体ができるリスクが高まります。抗体ができると過敏に反応して花粉症が発症することになるので、症状がない人も花粉の飛散量が多い時期はなるべく花粉を取り込まないよう対策をとっておくことが大事です
 すでに花粉症にかかっている人やかかっていてもごく軽症の人は、花粉をできるだけ体内に取り込まないことが、現在の症状をそれ以上悪化させないために最も重要です。また、症状がない人も、今後も発症しないために、花粉症の人と同様、花粉をできるだけ体内に取り込まないようにしましょう。
 そのためには、ふだんの生活の中でセルフケアを心掛けることが大切です。症状を和らげたり、花粉症にかかりにくくしたりする日々の習慣が、快適な生活を送るための最大のポイントになります。
治療法は?
 花粉症の治療には、症状を軽減する「対症療法」と、根本的に治す「根治療法」が あります。
 治療の主流となるのは、症状に合わせて薬を服用する対症療法で抗ヒスタミン薬などを服用します。できれば、花粉が飛び始める前に医療機関にかかり、飛散開始の1〜2週間ほど前から自分に合った薬を飲むようにすると症状を軽減させるためには効果的です。
 一方、例年、症状が重症となる人は根治療法が適しています。症状を引き起こす原因となる花粉のエキスをごく少量ずつ定期的に皮下注射することで抗原に体を慣れさせ、症状を起こしにくい体質に変える方法です。
 また、「舌下免疫療法」が条件によって保険適用されています。スギ花粉症の場合、スギ花粉のエキスが入った成分を舌の下に置き体に吸収させます。エキスが舌下の血管や口腔粘膜の血管網から直接吸収されるため、8割近い改善率があるといわれています。
 一般的に根治療法の開始時期は、スギ花粉の飛散が終わった5月以降が適しているとされています。