今年もいよいよ霜降る月を迎えました。寒さで背中が丸くなり、自然と猫背になっていませんか? |
「猫背」は名前こそ可愛らしいものの、実際の見た目は悪く、さらには体のゆがみ、肩こり、頭痛、腰痛の原因となるほか、脊柱を支える筋肉を衰えさせ、内臓にまで悪影響を及ぼします。また、前かがみの歩行は重心の修正を股間節やひざが行うので、下半身にも負担をかけてしまいます。 |
人によってはこの体勢を「楽」に感じてしまうため、「クセになりやすい」という特徴がありますが、それはもちろん錯覚です。猫背はよいことはありません。 |
対策としては、常に自分の姿勢を意識することです。背筋を伸ばし、姿勢を正していれば、血行はよくなり、凝りや痛みが解消されていきます。また、前かがみで圧迫されていた内臓も正常の位置に戻るので、便秘の改善や肌の調子がよくなるといった美容面での効果も期待できます。 |
姿勢を常に意識することがなかなか難しいという方は、たとえば椅子から立ち上がるときや座るとき、信号で立ち止まったときなどの、何か体勢を変える瞬間に「いま、自分がどんな姿勢か」を意識するようにしてみてはいかがでしょう。 |
正しい姿勢を保つのが辛いのは脊柱周辺の筋力が弱まっている証拠です。以下のストレッチを仕事や家事の合間に1日10回程度行うことで、「楽な姿勢=正しい姿勢」となるように、筋肉の働きを促進しましょう。 |