ストレスが溜まったとき、疲れているときには明るい音楽を聴いて元気になる、という方も多いのではないでしょうか。これは音楽が気持ちを発散させ、気分を安定させたりする効果があるからです。このような音楽の力を利用した治療を音楽療法といいます。 |
音楽療法とは状況に応じた音楽を使って心身の回復や改善を図る治療法です。心身、知的障害をもった方から健常者まで、さまざまな人たちに利用されています。音楽を聴くと血圧や心拍などに生理的に作用し、それが身体に影響を与えます。刺激的な音楽は心身ともに興奮させ、鎮静的な音楽は心身の興奮や苛立ちを鎮めます。音楽を聴くことにより特定の記憶や思い出が回想されることで交流のきっかけになり、高齢者の方には効果が大きいとも考えられています。ほかにも、気分転換、ストレス発散、自主性を促す、交流を円滑にする、引きこもりの予防、うつや問題行動の軽減などの効果があります。 |
音楽療法として本格的に取り組むには専門の技術が必要になりますが、落ち込んだとき、元気を出したいときは音楽を聴いてみませんか? 五月病の場合も音楽を聴けば気持ちが紛れるかもしれません。 |