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要注意! 冬の食中毒(平成21年1月) |
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食中毒といえば夏に気をつければ大丈夫と思っている人も多いと思います。確かに食中毒は夏に多いものですが、冬に大流行する食中毒があります。それがノロウイルスです。ノロウイルスは1年を通して発生しますが、11月から発生件数が増え始め、12月〜1月にピークを迎え、3月ごろまで発生件数が多い傾向にあります。今が最も気をつけなければならない季節なのです。 |
ノロウイルスの感染方法としては汚染された食物を食べることが原因の一つですが、厄介なのは嘔吐物の処理や、ヒト同士の接触などでも感染してしまうことです。感染経路の多様さが予防を困難なものにしています。現在、ノロウイルスには効果的な薬はないため、治療は対症療法が中心になります。特に、子どもや高齢者の方は嘔吐や下痢による脱水が心配なので、こまめに水分補給することが重要です。まずはしっかり予防し、感染しない生活を過ごしましょう。 |
ノロウイルス予防のポイント |
1. |
食品はよく加熱(中心部を85℃以上で1分以上) |
2. |
食事の前、トイレに行った後、患者の汚物処理やオムツを交換した後に手洗いをする(石鹸を十分に泡立てブラシなどで洗い、温水による流水で手をすすぐ) |
3. |
調理器具の殺菌をする(塩素系の漂白剤や熱湯消毒) |
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